雛人形にはさまざまな歴史や風習、さらには現代のトレンドまで、知れば知るほど興味深い要素が詰まっています。
本記事では、雛人形にまつわるよくある質問をFAQ形式で解説します！
雛人形はいつから飾るの？いつまで飾るの？
飾り始めの時期
雛人形は、立春（2月4日ごろ）を過ぎた頃から飾るのが一般的とされています。
節分が終わり、新しい季節を迎える準備として飾る家庭が多いです。
片付ける時期
雛人形は、3月3日の雛祭りが終わったら早めに片付けるのが伝統的です。
「片付けが遅れると婚期が遅れる」という迷信もありますが、実際には湿気やホコリから人形を守るために早めの片付けが推奨されています。
ただし、近年では旧暦の雛祭り（4月上旬頃）まで飾る家庭もあります。
旧暦での雛祭りは、より暖かく春らしい時期に行われるため、「ゆっくりと季節を楽しむ」という考え方から取り入れる人も増えています。
このように、地域や家族の習慣に合わせて、無理のないタイミングで片付けるのも一つの方法です。
片付ける際は、雛人形を柔らかい布で軽く拭き、湿気の少ない場所で丁寧に保管しましょう。
雛人形は誰が買うのが普通？
一般的には、母方の祖父母が贈るとされています。
ただし、地域や家庭によって異なり、両親が用意することも増えています。最近では、親子で一緒に選ぶスタイルも多く見られます。
雛人形は買い換えるもの？
雛人形は、大切なお子様の一生のお守りなので、買い換える事はありません。
毎年3月3日にお飾り続ける事でお子様の健やかなるご成長をずっとお守りします。
飾ることがどうしても難しい環境であったり事情がある場合は、神社やお寺で供養して、
今まで身を守って頂いたお人形にお別れをします。
供養料などは、人形の大きさや種類にもよりますが大体3,000円～1万円位が相場になっています。
ご供養される場合は、ご家族皆さまと話しあってください。
2025年の人気の雛人形は？
近年の人気雛人形には以下の特徴があります。
-
おしゃれデザイン
シンプルなモダンデザインや、インテリアに馴染む北欧風の雛人形が人気です。 -
コンパクトサイズ
マンションやアパートに最適な、小さな飾り台に収まる雛人形が支持されています。 -
かわいいカラー系
伝統的な雛人形に、パステルカラーや遊び心のあるデザインも注目されています。
雛人形の相場は？
雛人形の価格はデザインやサイズによって異なりますが、以下が一般的な目安です。
- 親王飾り（2体セット）：10万円～20万円
- 三段飾り：15万円～30万円
- 七段飾り：20万円～50万円以上
オーダーメイドや伝統工芸品の場合、さらに高額になることもあります。
日本で一番高い雛人形は？
2023年時点で報じられた中で最も高額だったのは、純金製や宝石があしらわれた1億円以上の雛人形です！
これらは美術品としても価値があり、職人の技術が詰まった逸品です。
おまけ：官女の眉毛が消えた理由とは？
雛人形の三人官女のうち、真ん中の官女の眉毛がないことに気づいたことはありませんか？
これは、江戸時代の風習に由来します。当時、既婚女性は眉毛を剃るのが一般的だったため、真ん中の官女が「既婚者」として表現されています。左右の官女は未婚者という設定です。
みんなが知りたい雛人形のあれこれまとめ
いかがでしたでしょうか？
雛人形には、日本の伝統文化が詰まっています。歴史や意味を知ると、飾る楽しみがより一層深まるでしょう。
ぜひ本記事を参考に、お気に入りの雛人形を見つけてみてください！
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