INORI職人が語る「今の時代に寄り添う雛人形づくり」

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INORI職人が語る「今の時代に寄り添う雛人形づくり」

INORI職人が語る「今の時代に寄り添う雛人形づくり」

祈 -INORI- の雛人形は、設計段階から職人の手を通して生まれます。本記事では、職人の視点から「現代の暮らしに合う雛人形」をどのように設計・制作しているか、そのこだわりを紹介します。

■ デザインと機能の両立

伝統的な美しさを保ちつつ、日常で扱いやすい軽さや収納しやすさを考慮します。細部の調整(頭の傾き、衣装の重なり、飾りの配置)まで職人が最終確認を行います。

■ 素材選定のこだわり

  • 布地は色落ち・経年変化を考慮して選定
  • 飾り台の木材は軽さと風合いを両立するものを選ぶ
  • 金具や小物は安全性と質感のバランスを重視

■ 手作業でしか出せない表情

顔の表情やつまみ細工の立体感は、手でしか生まれない微妙なズレや陰影が重要です。職人はその“ズレ”を美しさとして整え、唯一無二の表情を生み出します。

■ 職人とデザイナーの協働プロセス

デザイナーが描いたラフを職人が実物化し、試作 → 調整を何度も繰り返します。色味の微調整や布の質感選びは、この協働プロセスなしには成り立ちません。

■ 長く愛されるための作り手の責任

毎年飾られる道具だからこそ、丈夫さ・修理対応・保管しやすさにも配慮します。祈 -INORI- では、購入後のメンテナンス相談や部品交換のサポートも用意しています。

■ まとめ:手仕事が繋ぐ時間

職人の手が加わることで、雛人形には「時間」と「想い」が宿ります。祈 -INORI- の制作哲学は、現代の暮らしに静かに寄り添い、家族の節目を丁寧に彩ることです。

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